概要
中堅自動車部品メーカーの旭鉄工とグループ会社であるi Smart Technologiesは、生成AIとIoT技術を活用し、製造現場の改善活動を進めています。製造現場での改善活動のノウハウを横展アイテムリストとしてChatGPTでカタログ化し、現場での改善を促進。これにより、改善サイクルの高速化と属人的な管理の解消を目指しています。
特徴
- 課題・導入経緯
- IoT活用で改善のサイクルは早まったが、改善方法そのものは属人的に管理されており、個人が紙やファイルで保存している状況で、実績のある改善パターンなども共有されていなかった
- そこで、改善ノウハウを共有し、問題の対策の早期化と人材育成の早期化を目指し、ノウハウを抽出して「横展アイテムリスト(ノウハウ集)」を作成
- しかし、事例が増えることで目的に合致する事例を探し出すことが難しくなり、ここにChatGPTを使えないかと考えた
- 実装方法
- ChatGPTに横展アイテムリストの内容を読み込ませ、ChatGPTに自然言語で質問することで、最適な改善事例を回答できるように
- 効果(または見込み)
- 現状ではシステム面での制約もあり、まだ製造現場での本番環境で活用するまでは至っていないものの、活用できそうな手応えを感じている
- システム面での制約が解消された段階で「カイゼンGAI(Generative AI)」としてi Smart Technologiesで外販するソリューションにも組み込む方針
参考リンク
- ChatGPTで製造現場カイゼンを簡単に、過去事例や注意点を引き出す生成AI活用事例
- 製造業での活用〜カイゼンノウハウは生成AIに聞け!〜